一思いにボクを刺してくれたら
いいのにな いいのにな
不条理な御託で刺してくれたら
いいのにな いいのにな
いつかゴミに出したのに
袖口に隠していた生涯
燃やせぬまま灰になれずにいたんだ
死にたい 消えたい以上ない
こんな命に期待はしないさ
故に夢に魘され
塞いだ過去に咲いた世界
癒えない 見えない傷ほど
きっと瘡蓋だって出来やしないと
ボクは知っていた
悔やむと書いてミライ
生きるふりをして死んでいくのが
人生か 人生だ
それじゃボクらはどうしてこの世に
こんな未完成な身体に
未だ 心を持っているんだ
きっと拉げた如雨露で
花を咲かせようとした そうさ
種一つない土に撒いちゃいないか
だから一抜けした 捨てた
この世の流行り病のような愛も
爪の先よりも細い
底浅い友の情愛も
知らない 知りたいこともない
どうせ言葉以上の意味などないと
ボクは知っていた
悔やむと書いてミライ
片道分の蝋を持って
消さないように必死になって
わずか照らした一寸先の
穴ぼこは誰が落ちた跡?
それが人生です ボクら手にした人生なんです
生まれたこと自体が
間違いだったの?
死にたい 消えたい以上ない
こんな命に期待はしないさ
故に夢に魘され
塞いだ過去に咲いた世界
癒えない 見えない傷ほど
きっと瘡蓋だって出来やしないと
ボクは知っていた
悔やむと書いてミライ
悔やむと書いてミライ
消えたいの 消えたいの
何回だって言い聞かせた
夢も見れぬような 後悔を頂戴
いつまでも手放せない感情は
ひとさじの甘さで薄汚れている
憧れの物語と違うのは
どうしても 不安になる以上の感触が
足りない
チクタク チクタク
君と交わす とりとめのない言葉 結わいて
チクタク チクタク
お別れの頃合いになっただけ
口元に残る甘さはどこへやろう
ねえ 愛してを繋いで 嘘だって笑って
どこへいたって受話器越し
手頃な恋話 決まりの台詞 息をひそめて
「愛してるよ」
口をつけずに冷めた紅茶を
捨てられないような恋でも
心以上の言葉で君を聞かせて
もしもし
思い出と今を繋ぐ回線が
いつからか解れかけていたんでしょう
ひとりきり 慣れてしまう手違いに
いつまでもささくれ立つ心が止まない
どうせならもう君が 最低な言葉で壊して
悪戯な優しさに 胸がおかしくなるの
苦しくなるの
チクタク チクタク
君を探す 秒針握ったまま 迷って
チクタク チクタク
どうせまた おやすみになったフリ
もういいよ それならばもういいよ
が今日も言えないや
履歴にないような囁きはいらない
ねえ 愛すなら愛して 厭ならば嫌って
白黒つかないダージリン
瞼のいらない嘘の言葉に 愛をせがんでしまう
「いかないでよ」
口をつけずに冷めた紅茶を
捨てられないような恋でも
心以上の言葉で君を聞かせて
もしもし
君と繋げて もしもし
標準偏差以内の人生
表情殺して腐った品性
ほらほら気づけばまた
ただただ過ぎ行く日々
表現欲も非凡な才も
漫然と生きてちゃなんもなんないの
ヤダ ヤダ アタシはヤダ
嘆けど変わらぬまま
受け入れ難い心情をねじ込むのが愛なんだ
アタシはジャックポットサッドガール
分かり合えぬまま 点と線でエンドロール描く日々の中
誰にも言えないまんま抱えた想いこそ価値があるんだ
探していた答えだって 未来みたいに手の中に
正論ばっかじゃちょーつまんない
人生は一種のジョークなんだ
ハローハロー気の向くまま
その音鳴らせばほら
精神相場はちょー不安定
安定な策とかホント退屈さ
見て見てアタシの中
心の奥底にある
黒く澱んだ水槽に映るのは微笑だった
ジャックポットサッドガール
分かり合えずとも 心の臓のビートを強く響かせて
胸張り正々堂々正面突破で間違えるんだ
隠し持った似合わないナイフ 異端ゆえの最先端
ひーふーみーよー
いーむーなーやー
ねぇ先生 ここ無法地帯
あなた曰く既に廃れ枯れたアネクメーネ
草木生えず人類の住めなくなった
チープでキッチュな小惑星
ねぇ先生あなたバカじゃないの
未だ滾る感情を知らないの
凝り固まってんならお勉強
ここで無垢で無知で無為な賛美を見せつけるわ
それでもジャックポットサッドガール
分かり合えるかな どんな不安も怠惰もみな抱えたまま
誰にも言えないまんま 自分のまんまで勝ち上がるんだ
探していた答えだって 未来みたいに手の中にあった